『悲しみは憶良に聞け』中西進
今日2回目です。
明日、返さなきゃいけないので
ギリギリ読み終えました。
いいペースだ。
明日から新しい本です。
さて本題。
山上憶良は貧乏や悲しみを歌った
人という内容でした。
源氏物語を見ても昔の人はけっこう
ネガティブに感じます。
よく泣くし。
これは源氏物語を読んで感じたけど、
自分で不倫したのに苦しみから
病気になって死んでしまう
なんてことがあります。
憶良はけっこう現代的な考えの人
だったようです。
この頃は病気は鬼のせい
と思われていましたが、
「病は口から入る」と思っていたそうです。
だから立派な人は暴飲暴食をしない。
原因が分かっているのだから、そこを
改めればいいのだが、人間には欲があって
煩悩に苦しむ。
この本を読むと、なんでそこまで
苦しまなきゃいけないんだ、と感じます。
74歳まで生きたんですから、長生きです。
それでも病にかかったことを悔やみます。
なんと苦しい生き方だったんだ。
今の人なら「もっと気を抜いたら」
って言ってあげたい。
こうやって悩んだからこそ、後世まで
語られる和歌が生まれたんでしょうけど。
難しいことは分かりません。
ありがとうございました。
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