『悪女について』

ひとりの女性がなぞの死を遂げたことで、
いろんな人にインタビューしていく。

ラーメン屋に勤めながら簿記の学校に行って、
宝石屋で働きだす。

宝石にも詳しくなり、会計の勉強を進めていき、
テレビにも出るようになる。

コメントが話題になり、売れっ子になる。
インタビューしていくと、人によってかなり
彼女の印象が違う。

結婚しないで二人の男の子を産むが、
誰の子供かわからない。

自分の子供だという男が数人出てくる。

推理小説じゃないけど「これ、どういうこと？」
という所がいろいろ出てくる。
でも答えは分からない。
読んだ人が答えを出していく。

世の中ってそういうことがたくさんあると思う。

正解は人の数だけある、みたいな？

今を生きるにも参考になりそう。
そう、参考にしたい人にはグイグイくる
内容だと思う。

私がこれを読んだのは20代でした。
お手本にしてたら、今の生活はガラッと
変わっていたでしょうね。

20代で簿記の勉強していたら。。。
入った会社は電気業界。
業績はトントン。

その後、会計士事務所に入る。
先生方は意識が高く、学生の時から株を買っていた。
社会に貢献しているという誇りを持っていたと
話してくれた。
ここで、株を買っても良かった。

その後、バブル。
株は上がっていたと思う。

それからしばらくたってから、簿記3級を取った。
せめて、2級は取らないと仕事には結びつかない。
1級を取った人たちの充実した話を聞く。

勉強法は何にでも応用が利きそうだった。

そして最近、もといた会社の株を見たら
桁違いに上がっていた。
やっぱり後悔の人生だったんだ。（笑）

これは笑い話ですけどね。

有吉佐和子に関してはまだまだ語りたいので
次回をお楽しみに☆

ありがとうございました。