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『西郷どん!』林真理子


西郷隆盛の息子、西郷菊次郎への
インタビューからなる物語
小説ですから史実とは違うかもしれません。


前編は2回目の島流し沖永良部島まで。
薩摩での貧しい暮らし。
よく描かれていると思います。
島津斉彬に見出されてから人生が
変わります。


月照と心中した話の時、噂かもしれない
男色を事実として書いている。


薩摩は政府から守るため、名前を
菊池源吾と変え、奄美大島に流した。
最初、その説明がなかったので、
この男は誰?って感じだった。


そこで愛加那と出会って2人の子供を
授かる。


一度は呼び戻されたが、また沖永良部島
に流される。
前編はここまで。


後編は怒涛の人生が待っている。
前編がのんびりしていたので、小説
だなと思ったけど、後編は読みごたえ
あった。


大河ドラマを見た方は内容は分かって
いると思います。


江戸攻撃の前に勝海舟との会談で、
江戸城無血開城が約束されたのは
相手が西郷だからだと言われた。


戦いを望まなかった西郷が西南戦争
をやることになったのは、それなりの
理由があった。


西郷隆盛は死に場所を探していたのかも
しれない。


幕末に西郷隆盛は外せない人だった。


人格もあったけど、質素な生活だった
のも人に好かれる理由だったのかも
しれません。


歴史は事実を曲げられて伝わった
ことがたくさんあると思います。
長生きした人は勝ちですね。


坂本龍馬は外国と商売したかった
のにその夢はかないませんでした。


徳川慶喜は頭がいいと言われてるけど
どんな形で表れているのかさっぱり
分かりません。
変わり者であったことは確かみたいです。


それにしても上野の銅像は誰かの
悪意を感じる。
今の政治家にこの格好で銅像を
作るなんて言ったら、絶対いやだと
言うはず。


素晴らしい人格者であったことは
分かるけど、自殺願望があったりして
実際はどんな人だったんでしょうね。


ありがとうございました。