☆*゚真珠のつき世界☆*゚

面白く生きたい!ただそれだけです。面倒な話題はできるだけしたくないと思っています。

『誘拐』本田靖春

この本は、奥田英朗の『罪の轍』を
読んだことがきっかけです。


東京オリンピックの前年、おきた
吉展ちゃん事件のノンフィクション
作品です。


当時放映された黒澤明監督の
『天国と地獄』の予告を見て
犯行を思い立ったというので、
世の中に衝撃を与えました。


私の年以上の人は知らない人は
いないと思います。


でも、詳しい内容は知りません
でした。


事件の発端から始まり、犯人と
思われる人物の生い立ちが語ら
れる。


辛い。


一部の地方でも、東北地方と
ひとくくりにされるのも分かる
気がする。
どこも似たようなところがある。


とにかく今では考えられない
警察のミスがあり、被害者への
嫌がらせももの凄い。


今はSNSの問題があるが、いつの
時代も変わらないことが分かる。


作り事じゃない被害者への
世の中の目。
どれほど苦しかっただろうと
思う。
これが現実。


被害者も加害者も辛すぎる。
泣けたのは加害者に対して
だった。


何年かしたら再読してみたい。


映画『天国と地獄』も見てみた。
この映画も世の中を変えた。


見ていただき
ありがとうございました。