☆*゚真珠のつき世界☆*゚

面白く生きたい!ただそれだけです。面倒な話題はできるだけしたくないと思っています。

『源氏物語』巻三終了 須磨から

異母兄である朱雀帝の最愛の朧月夜の尚侍との密通現場を
押さえられた事件のため、光源氏は須磨へ落ちていく。


明石に移り、明石の君に出会う。
そして姫は源氏の子を身ごもる。


源氏は許されて京に戻る。
明石の君は女の子を産む。


朱雀帝が譲位し、藤壺と源氏の子、冷泉帝が即位する。


紫の上はもうしっかり正室の貫禄あり。


他の人たちにも恋の話が出てきます。


六条の御息所が亡くなりますが、まだ続きがあるようです。


末摘花とも関係を再開。


明石の君も引き取ります。


京は大騒ぎさ!




次の文は源氏が須磨にいるときのものです。



*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*


庭先の花も色とりどりに咲き乱れ


風情のある美しい夕暮に、海の見渡せる


廊下にお出ましになられて、


佇んで(たたずんで)いらっしゃる


源氏の君のお姿の空恐ろしいまでのお美しさは、


こうした所が所だけに、なおさら


この世のものともお見えになりません。


白い綾のなよやかな下着に紫苑色(しおんいろ)の


指貫の袴などをお召しになって、


濃い縹色(はなだいろ)の御直衣に、帯はゆるやかに


くつろいだお姿のまま、「釈迦牟尼仏弟子」と名のられて、


ゆるやかに経をお読みになられるお声がたとえようもなく


ありがたく聞こえます。


*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*


この文章を独り占めするのはもったいないと思って
あげてみました。


他にも源氏の美しさを表した文章が出てくるんですけど、
もうドキドキです♪


ほんとにお綺麗なんでしょうね~
架空の人物ではありますけど。(o^^o)


長文お付き合いいただいてありがとうございました。