『源氏物語』巻三終了 須磨から
異母兄である朱雀帝の最愛の朧月夜の尚侍との密通現場を
押さえられた事件のため、光源氏は須磨へ落ちていく。
明石に移り、明石の君に出会う。
そして姫は源氏の子を身ごもる。
源氏は許されて京に戻る。
明石の君は女の子を産む。
朱雀帝が譲位し、藤壺と源氏の子、冷泉帝が即位する。
紫の上はもうしっかり正室の貫禄あり。
他の人たちにも恋の話が出てきます。
六条の御息所が亡くなりますが、まだ続きがあるようです。
末摘花とも関係を再開。
明石の君も引き取ります。
京は大騒ぎさ!
次の文は源氏が須磨にいるときのものです。
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庭先の花も色とりどりに咲き乱れ
風情のある美しい夕暮に、海の見渡せる
廊下にお出ましになられて、
佇んで(たたずんで)いらっしゃる
源氏の君のお姿の空恐ろしいまでのお美しさは、
こうした所が所だけに、なおさら
この世のものともお見えになりません。
白い綾のなよやかな下着に紫苑色(しおんいろ)の
指貫の袴などをお召しになって、
濃い縹色(はなだいろ)の御直衣に、帯はゆるやかに
くつろいだお姿のまま、「釈迦牟尼仏弟子」と名のられて、
ゆるやかに経をお読みになられるお声がたとえようもなく
ありがたく聞こえます。
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この文章を独り占めするのはもったいないと思って
あげてみました。
他にも源氏の美しさを表した文章が出てくるんですけど、
もうドキドキです♪
ほんとにお綺麗なんでしょうね~
架空の人物ではありますけど。(o^^o)
長文お付き合いいただいてありがとうございました。
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