*『二人キリ』村山由佳*秋田の姉から新米が届きました*
その女は愛する男を殺し、
陰部を切り取り逃亡した。
脚本家の吉弥は、少年時代
に昭和の猟奇殺人として知
られる「阿部定事件」に
遭遇。
以来、ゆえあって定の関係
者を探し出し、証言を集め
続けてきた。
***
阿部定と石田吉蔵の事件です。
私が子供の頃から「アベサダ」
は知っていました。
男の名前は興味ありませんで
した。
詳しい話を知りたいと思った
ことはなかったです。
こういう小説があると知って
図書館に予約しました。
定さんがいうように「アベ・サダ」
でなく「アベサダ」と
言われたことが、長い年月人の
噂になった理由かもしれません。
娼妓の時の源氏名もいろいろ
あって、付き合っていた人たち
も、違った印象を持っていたの
かもしれません。
吉蔵にとってはお加代なのです。
ほんとうにお加代は吉蔵のこと
を好きだったんだな~。
遊びのつもりでも、牛刀を部屋
に隠すのはやりすぎ。
本当に吉さんはしょっちゅう
死にたいと言っていたのか?
フィクションって何が本当か
分からない。
嘘だけじゃないと思う。
6年の刑で恩赦をもらって5年
で出てきた。
なんでそんなに短かったのか。
時は二・二六事件の三か月ほど
あと。
時代だったのかな。
証言を集めた吉弥は、アベサダに
殺された男の子供で、父親の死の
意味を解くために、関係者に聞き
取り調査していく。
アベサダ本人にも。
500ページ近い力作でした。
***
秋田の姉から新米が届きました
袋の文字がいいですね。
その他にシャインマスカット
粒が大きい。
地元ですが、産地に行って
買ってくれたそうです。
ラ・フランスも大きい。
昔は食べごろがわからなくて
部分的に痛んでしまったり
しましたが、今は大丈夫。
そして稲庭うどん
温かいうどんの美味しい
季節になりました。
ありがたくいただきます
体が秋仕様になってきたようで、
毎日が過ごしやすくなって
きました。
着るもので調節しましょう。
今日は雨らしい。
昨日図書館に行って正解でした。
見ていただき
ありがとうございました。
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