☆*゚真珠のつき世界☆*゚

面白く生きたい!ただそれだけです。面倒な話題はできるだけしたくないと思っています。

『源氏物語 巻七』終了

明日、満月ですが今夜もおぼろ月夜、きれいでした。


***


さて、女三の宮と柏木の密通が源氏に知られました。
柏木は罪の重さに病気になってしまいます。
悪いことするわりに気が小さい。
女三の宮も具合が悪くなります。


なんとここにも六条の御息所の死霊が憑きます。
女三の宮は病気回復を願って出家します。
源氏も止めません。


昔の人は病気をすると出家する方法を
とることがあったそうです。


男の子が生まれます。
お祝いはしますが
源氏はなかなか抱こうとしません。


源氏も道ならぬ恋の経験があり、
こんなことが起こるのは
その報いなのでしょうか。


柏木が亡くなります。


夕霧、柏木の妻、女二の宮に恋をする。
雲居の雁との間には男の子4人、女の子4人の
安定した家庭がありましたが、
中年になってからの浮気はやっかいです。
かなりしつこい。


女二の宮に仕える女房が動いて
夕霧を迎え入れる。


源氏のほうも変化あり。


紫の上、物の怪に憑かれてから
元気になれず、ついに亡くなってしまいます。


源氏、嘆き悲しみ、紫の上の生きていた頃を
しきりに思い出す。


紫の上は十歳で源氏に引き取られ、
理想の女に育て上げられ、源氏の寵愛を
ほしいままにした。
が、子供には恵まれなかった。


晩年、出家にあこがれながら源氏に反対されて
出家を遂げることができなかった。


『雲隠』で、源氏も亡くなってしまう。
が、ここでは何も語られていない。




今上と明石の中宮の子 三の宮は匂宮(におうのみや)と呼ばれる。
女三の宮と柏木の子 薫の君と呼ばれる。


次の時代へと変わっていく。



ありがとうございました。